空席(欠員)が発生した国際機関は、ロスター登録制度に登録されている経歴情報を参考にして、適合する人物がいた場合、直接その本人に連絡をする仕組みになっているからです。ロスター登録制度とは、自分の経歴を「国際機関人事センター」に登録しておく制度のことで、国際機関へ就職を希望する人が利用します。また、国際機関が公募を行なう際には登録者通知があり、いち早くその情報が得られるというメリットがあります。ただし、専門職職員の採用にのみロスター登録制度が導入され、秘書などの一般職員の採用には導入されていません。インターネットで登録受付が行われており、履歴書・職務経歴書の提出が求められ、その際は国連が指定するフォームの利用が推奨されます。